また、SDK 1.15 は、Epic アカウントをまだ持っていないプレイヤーに対してもより合理化されたエクスペリエンスを提供します。アカウントがないプレイヤーは、「Epic プロキシ アカウント」を作成できます。ネイティブ アカウントの場合、メールアドレス、名前、パスワードなどの詳しい情報を入力しなくても、ネイティブ アカウントを新しい Epic アカウントにリンクできます。プレイヤーは後日プロキシ アカウントを完了させて詳細を入力したり、他のプラットフォームのアカウントとリンクしたりできます。
Epic アカウント サービス API を使用すると、認証、プレゼンス、およびフレンドリストを有効にできます。SDK 1.15 では、API から「EOS_Friends_SendInvite」を使用して、ゲーム内から直接友達を追加できるようになりました。この API を使用すると、プレイヤーは以前に対戦でプレイしたことがあるユーザーをフレンドリストに追加できます。プレイヤーが常にフレンドリストを管理できるようにするため、この API は、「ソーシャル オーバーレイ」がプレイヤーにフレンド追加アクションの確認を求めるようになったときにのみ利用可能になります。「EOS_Friends_AcceptInvite」API および「EOS_Friends_RejectInvite」API を使用して、ゲーム内のフレンド管理機能を有効にすることもできます。
ソーシャル オーバーレイの統合を容易にするために、SDK 1.15 ではオーバーレイを Epic Games Launcher から切り離しました。そのため、Epic Games Store 以外のストアフロントで公開するゲームとは「別に再頒布可能な状態」でパッケージ化されています。インストールするとオーバーレイは自動的に更新されるため、ゲームでの更新に関する心配は要りません。新しい「EOS_Platform_GetDesktopCrossplayStatus」API を使用すると、オーバーレイを使用できる状態かどうかを確認できます。
SDK1.15 とソーシャル オーバーレイは、アカウントがリンクされると Steam と Epic Games のフレンドリストを単一のビューに表示することで、Steam でゲームをプレイするプレイヤーのクロスプレイ エクスペリエンスも合理化します。これにより、つながっているプラットフォームに関係なく、友達と一緒にプレイするのがさらに簡単になります。
ストアフロントやプラットフォームにまたがるマルチプレイヤーゲームの大きな問題は、通常、これらは別々のマッチメイキング サービスを使用していることです。これらのサービスは、その特定のストアフロントまたはプラットフォームにのみに適用されるため、利用可能なマッチメイキング プールが大きく縮小してしまいます。Epic Online Services は、次の 2 つの方法で無料のマッチメイキング サービスを提供しています。
これらのサービスを使用すると、ゲームに適した方法で、サポートされているすべてのストアフロントとプラットフォームでマッチメイキングとマルチプレイヤーを利用できるようになります。すべてのコンソール上のプレイヤーを一緒にプレイさせるといったことが可能です。PC 上のプールとコンソール上のプールを分離させるといったことも、もちろん可能です。
Sessions または Lobbies をソーシャル オーバーレイと組み合わせて使用すると、クロスプラットフォームでのゲームの招待と友達のゲーム参加がシームレスに行えるようになります。
これらの機能のゲームへの実装を開始するには、デベロッパー ポータル にアクセスして組織と製品をセットアップし、SDK をダウンロードします。「包括的なドキュメント」または「入門編ブログ シリーズ」を確認すると、素早く物事を理解できます。
不明な点がある場合、または Epic Online Services の実装についてサポートが必要な場合は、コミュニティ フォーラム にアクセスして、質問を投稿してください。